サッポロテイネスキー場は、北海道手稲山にあるレジャー施設内にあります。1972年に行われた札幌冬季オリンピックの大回転・回転競技などのアルペン競技で使用されたという実績があり、現在でもスキーの国内・世界大会の会場となっています。
雪質とコース整備の良さや、難易度の高い超上級者向けコースの存在、スノボ設備の充実などの理由で一般スキーヤースノーボーダーの人気もあります。
この記事に書いてあること
概要
登山でも有名な手稲山は、1926年にはすでにスキー場として開かれていた伝統的な日本のスキー場です。
日本最古と言われるスキー小屋なども存在し、古くから日本のスキー文化の拠点として知られた場所です。
年間で100万人を超すスキーヤーの利用をみても、いかにサッポロテイネスキー場の人気が高いかが伺い知ることができます。
手稲山にはスキー場の他、ゴルフ場も併設され、年間を通じて人の絶えないレジャー施設です。
北海道放送・三菱金属・王子緑化など複数の企業が運営しています。
現在も日本のスキー文化の中心的な役割を担い、全日本スキー連盟や日本職業スキー教師協会が認定する公認スクールがあり、スキーアスリート養成にも貢献しています。
このスキー場の魅力
サッポロテイネスキー場の魅力は、北海道ならではの雪質の良さと、国際大会を開催できるほどに整った施設・コース整備の良さです。
一般の人でも参加できるレベルの高いレッスンが受けられるスクールや、レストハウス、託児所なども整備されており、様々なタイプのスキーヤーへの利便性が考慮されているところも魅力です。
国内外の有名スキーヤーが訪れた場所で滑走できるという喜びも、サッポロテイネスキー場の魅力として外せないものです。
ハイランドゾーン、オリンピアゾーンを合わせると76ヘクタールという広大な敷地面積があり、これは北海道のスキー場の中でも最大級です。
広大な北海道の大地を展望しながら、広々としたパウダースノーのコースを滑走できる、スキーの醍醐味を感じることができるでしょう。
コースの特徴とレベル
サッポロテイネスキー場は初級から上級、さらにその上のアスリート向けの最上級クラスまでカバーしています。
ゲレンデの標高差は683mあり、最大斜度は38度、最長の滑走距離は6キロメートルにも及びます。
北海道冬季オリンピックで使われたコースを、現在では一般スキーヤーに開放されています。
また、通常コース以外にも、自己責任でバックカントリーコースもあり、一部の愛好者に人気があります。
スノーボーダーに対してもパーク&アクティビティが用意され、キッカー・ボックス・レール・ヒップ・バンクといったアイテムが複数用意され、チュービングを楽しむこともできます。
小さな子ども向けのソリ遊びや雪上フィギアなども人気で、家族連れの方にも最適です。
主なコース
初心者から最上級者までクラスごとに15種類のコースが楽しめます。
ハイランドゾーンでの初級者に向いているのが「ナチュラル」「パラダイス」で、中級なら「シティビュークルーズ」「シティービューパノラマ」が向いています。
上級者ならオリンピックで使用された「女子大回転」「男女回転」コースを選択しましょう。
オリンピアゾーンは「レインボー」「白樺サンシャイン」「白樺サンダンス」など、初心者向けのコースが多く、中級なら「聖火台オーシャンクルーズ」、上級者は「聖火台オーシャンダイブ」があります。
リフトゴンドラは、ハイランドゾーン、オリンピらゾーンにそれぞれ4基、子供が使えるスノーエスカレーターも設置されています。
アクセスについて
サッポロテイネスキー場は、アクセスも容易です。
ジェイアール北海道バスが運行されていて、札幌駅や札幌の各ホテルと直結しています。
本州から飛行機でアクセスする場合には、電車や地下鉄・バスを利用しスキー場最寄りの手稲駅から16分でゲレンデに到着できます。
その他にもバスパックやタクシーパックなどもあり、アクセスについてはかなり整備されているといえます。
宿泊施設
サッポロテイネスキー場付近には複数の宿泊施設があり、かなりの充実ぶりです。
代表的なものを挙げておきます。
- 手稲ステーションホテル
- 住所:北海道札幌市北区八条西4-1-5
- 電話:011-681-7000
- 札幌エクセルホテル東急
- 住所:北海道札幌市中央区南8条西5-420
- 電話:011-533-0109
- ホテルサンルートニュー札幌
- 住所:北海道札幌市中央区南2条西6
- 電話:011-251-2511
まとめ
サッポロテイネスキー場は、オリンピックで使用されたコースを一般客として利用できる国内では数少ないスキー場です。
北海道最大都市の札幌からも近く、手軽に北海道スキーを満喫できることでも人気があります。